プロセスワークでは、私たちの人生や身体、夢やイメージを組織化し、動かしている“見えない力の場”を想定します。これは、禅の伝統における「無心」や、物理学の「場」の考え方にも重なる概念です。プロセスワークでは、このような場を「プロセスマインド（システムマインド）の場」と呼び、セカンド・トレーニング（第二の訓練）は、その次元での学びを深めるトレーニングにあたります。

ファーストトレーニング（第一の訓練）とセカンドトレーニング（第二の訓練）は、異なる次元の学びです。

ファーストトレーニングは、学校や研究所で学ぶような直線的・段階的な方法で、理論やスキルを身につけていく訓練です。起こっていることを構造的に理解し、自分自身の経験にも自覚的になりながら、プロセスに取り組んでいく土台をつくります。

セカンド・トレーニングは、ファーストトレーニングを踏まえた上で、自分の最も深いあり方とのつながりを育み、微細なシグナルを感じ取りながらファシリテートする練習をしていきます。自分の本質とつながるようなあり方を耕すことは、スキルを使う際の姿勢や態度を養うトレーニングにもなります。

この2日間のセミナーでは、個人ワーク・関係性のワーク・チームビルディングなどに応用できるセカンド・トレーニングを、身体のさまざまな感覚を用いながら、段階的なステップで探求していきます。体験的に学び、深い次元からのファシリテーションのあり方を身につける機会となるでしょう。

• 自分の最も深い部分とつながる方法を身につける
• 個人やグループのプロセスの背後にある「場」への理解が深まる
• さまざまな視点や立場に開かれつつ、流動的にファシリテートするための新たなスキルや態度を養う
• 深い次元の体験を通して、深い癒しや神秘的な一体感が生まれる可能性がある

• ホリスティック＆多次元的アプローチ：ファースト・トレーニングとセカンド・トレーニングの違い、3つの現実のレベル、深層民主主義（多様性と全体性の尊重）など
• 自分の内なる本質や大地や場所が持つ力とのつながり：大地の心理学、ビッグU、プロセスマインド
• 多様な立場や意見の違いを扱う：セカンド・トレーニングでのスキルと、その土台となるメタスキル（ファシリテーターの感情的な態度・あり方）
•「4つのフェイズ」でプロセスの流れをとらえる：今どの段階（フェイズ）にいるか、どう展開していくのかを理解する枠組みを使いファシリテートする

身体の微細な感覚に触れながら、深いレベルでプロセスと関わる体験を重ねていきます。

•内容には少し難しく感じられる部分もあるため、プロセスワークが全く初めての方は、もし可能であれば事前に「プロセスワーク入門」セミナーの受講をお勧めしますが、初めての方でもプロセスワークの知識と体験を通して学びを深めていただけます。
•体験を重ねることで理解が深まり、新たな気づきが立ち上がってきます。以前受講された方の再受講も大歓迎いたします。
•動きやすい服装でご参加ください。
•クレヨン・絵の具・色ペン・スケッチブック・ノート・デバイスなど、使いたい画材や道具があれば自由にお持ちください。