セミナー内容紹介
プロセスワーク、コーチング、それぞれの良さを、いつ、どんなふうに使えばいいのか。ここ数年の講師の体験からわかってきたことを、どどーんとシェアする二日間です!
プロセスワークとコーチングの関係は、一部が重なっている二つの円のようなものだと思います。システムコーチング(CRR)の源流の一つがプロセスワークであるような直接の関わりもあり、個人やカップル、グループのシステムの動きを扱えるところは共通ですが、全く同じことをしている瞬間もあれば、全く違うことをする瞬間もあるでしょう。
プロセスワークは多様な意識状態を扱えますが、時には、体験があまりに広く深くて終わった後に何を持ち帰ればいいかがぼんやりしてしまうこともあります。
コーチングの磨き抜かれた「問い」の力と明確な構造は、その広がりを「目的」という一点に焦点づける力を与えてくれます。
コーチングは、カウンセリングやセラピーと一線を画し、「健康」な人を対象としますが、人生には高く素晴らしい山だけでなく、深く大きな谷がつきものです。プロセスワークは、メンタルヘルスの問題と言われるような意識状態やグループの混乱や葛藤からも新たなリソースを見出し、通常の意識状態からさらに創造性と自由に満ちたフロー状態を引き出します。その自在さは、クライアントが一時期うつ状態や深刻なトラブルを経験している時にも、豊かな意味と知恵を見出す一助になるでしょう。また、自身の課題に関わる身体感覚や動きに意識を向けることで、より深い納得に至ることができるのも、プロセスワークの大きな魅力です。
主な内容
- コーチングとプロセスワークの統合
- 言語と身体感覚と動きを使った探求の体験
- コーチ自身のインナーワークの重要性
- メンタルヘルスの問題の上手なフレームのしかた
- 新しい働き方(ティール組織)
- デモンストレーションとスーパービジョン
期待できる効果
- プロセスワークの自在さを生かして現実的な目標に取り組める
- 問いの力を身体感覚や動きにも使うことで、より深い納得が可能になる
- 一見ネガティブな状況にも豊かな可能性を見出せるようになる
- 多様な意識状態での発見を、日常生活や仕事の実際に明確に生かせるようになる
主なトピック
- ガイドされたインナーワーク
- 人の成長を支援する様々なやり方を俯瞰する
- コーチングとプロセスワーク:変容の旅の地図
- スキル構築:シグナルの観察、プロセス構造の見立て、関わり方
- スキル構築:パワフルな質問と構造化
- スキル構築:様々なメタスキル
- 人と組織の新たなあり方の支援