セミナー内容紹介

<<講師からのご案内>>

驚くような変化をひとの内面にもたらすことができる(こともある)プロセスワーク。
そんな時のセラピスト/ファシリテーターは魔法使いにも見えますが、もちろんタネも仕掛けもあります。

というより、生きて動いているシステムはみんな「魔法」の仕組みをもっていて、その働きをうまく捉えられたときに大きな変化が起こります。
プロセスワーカーがそれを見る目や関わり方は、多くの人よりちょっぴり精緻なのです。
そして、その仕組みは実は「反直感的」。
「ふつうそうする」のと逆方向に舵を切ることが必要だったりします。
そして、その観察や行動のしかたは、トレーニングで獲得できるものです。

トレーニングとして効果的なのは、さまざまな「良いワーク」を繰り返し体験すること。
そしてどう観察すれば「仕組み」が掴めるのかを知り、自分でやってみること。

そこに特化した新たな学びの場を昨年6月に開催したところ、多くの方にご好評をいただき、不定期継続開催が決まりました。2日間の対面ワークショップのワークをビデオに撮り、3回オンラインクラスでビデオの分析を行って、観察の目と介入の詳細を学びます。

さらに今回は1時間のバディコール3回を新たに加え、オンラインクラスの前に参加者同士でのビデオ分析を行いやすくしました。

まずは、経験豊かなプロセスワーカーが提供する「良いワーク」とはどんなものかをクライアントとして、また場の器(うつわ)をつくるひととして、ライブで体験してください。
そしてその体験を少し時間をおいて振り返ること、詳細なビデオ分析を通して見直してみましょう。
その観察者としての体験が自分と他者と場を見る目を養い、当事者でいるときにも潜望鏡を上げて場を俯瞰する力・場を見立てる力・適切なタイミングで介入する力を育ててくれます。

プロセスワークをほんとうに使いこなしたい方、自分の内なる知恵にさらにつながり、より良い世界をつくっていきたいと願うすべての方にご参加頂けたらと願っています。

<<セミナー内容紹介>>

【3/1(土)2(日)10:00-17:00|2日間の集中対面ワークショップ】

講師がセラピスト/ファシリテーターとなってワークを実際にお見せし、参加者の皆さんに体験として深く掴んで頂くことをめざす2日間です。
1日目に個人のワーク、2日目午前に関係性のワークを、参加者の皆さんからクライアント役を募ってオープンシート形式(参加者の輪の中でセラピスト役とクライアント役がワークする)で行います。

2日目午後には全員でワールドワークを行い、時間が許す限り何が起きたかをその場で振り返ります。

それぞれのワークの後にはQ&Aの時間を取ります。どんな小さな「?」も遠慮なくその場に持ち出してくださると嬉しいです。そして各ワークの様子を後日振り返れるようにビデオに撮っておきます。

日本プロセスワークセンターのコファウンダー&シニアファカルティである桑原香苗が20年以上の経験から培ってきた多様なスキルとあり方を、たっぷり体験してください。

【3/19(水)、4/2(水)、16日(水)19:30-22:00|オンラインクラス】
続く3回の隔週オンラインクラスで、対面で実施した各ワークのビデオ分析を行います。
ご自分がクライアントまたは場の一員として体験したワークをビデオを通して観察し直すことで、その場にいた時には気づかなかった様々なシグナルやその意味が浮上してきます。
セラピスト/ファシリテーターが何を見て/聞いて/感じて、なぜそのタイミングでその言葉をつかい、その動きをしたのか、そのフィードバックはどうだったか、観察者としてゆっくり時間をかけて検討していきましょう。
そこで培われる観察力と洞察力こそがプロセスワークを使いこなす秘訣です。

  • 各オンラインクラスの前に、必ず参加者同士2-3人でバディコールを行い、取り上げるビデオを見て分析をしておいてください。バディとコールの日時は対面セミナーの際に決める予定です。

期待できる効果

• プロセスワークの理論をどのように具体的に実践するのかをつかむことができる
• 経験豊富なプロセスワーカーの多様な技やあり方を体験できる
• どんなときにどんな介入が効果的なのか、体験から理解できる
• その場で振り返るだけでなく、時間をおいて観察し振り返ることで、アウェアネスが高まる
• 繰り返しビデオ視聴を行えば、自分のペースで「魔法」の実際を理解できる

主なトピック

<ワークの体験>
• 個人のワーク:参加者の皆さんから有志を募り、夢のワークと、その場で現れるトピックを扱うワークの2つを行う予定です。
• 関係性のワーク:リアルな関係性を扱いたいお2人がいらしたら、ぜひお手をお上げください。いらっしゃらない場合は、仮のカップルのケースを扱います。
• グループワーク:ワールドワークイシューをその場で募り、参加者全員でワールドワークを行います。
• ワーク後に振り返りを行い、プロセス構造や介入ポイントを参加者同士で検討します。
• スキル構築のためのミニエクササイズも予定しています。

<ビデオ分析>
• シグナル・アウェアネスを高める:各チャンネルごとに観察する、最初の5分でプロセス構造を見立てる、など
• シグナルに基づいたプロセス構造を見立て、介入を考える
• 多様なスキルを改めて観察することで、自分の使えるスキルを増やす
• ドリームアップと投影、ダブルエッジなど、その場では気づきにくい現象を見立てる
• ワークの場で自分の内面に起きていたことを振り返り、どんなロールを取っていたのかに気づく

特記事項(ご参加に当たっての留意点など)

•このセミナーは、プロセスワークの基礎知識があることを前提とします。「プロセスワーク入門」に参加したことのある方ならどなたでもご参加いただけます。

•「入門」未受講でも同等の知識があるという方は、事前に講師にご相談ください。

•対面2日間&オンライン3回&バディコール3回に通しでご参加ください。対面でのワークのビデオおよびオンラインクラスの一部を録画した動画は、6月末まで視聴できます。

•対面ワークショップでは体を動かすワークを行う可能性がありますので、動きやすい服装でご参加ください。

•ワークを撮影したビデオは、JPWCのファカルティおよび学生の学びを目的とする場合に限り、使わせて頂くことがあります。ご自分が映ったビデオを使用されることを望まない方は、対面セミナー終了後1週間をめどに、講師またはentry@jpwc.or.jp(JPWCフィールドサポート)までご連絡ください。

受講費

一般 コース在籍者(学生)
割引
一般再受講割引 コース在籍者(学生)
再受講割引
106,000円 94,000円

開講スケジュール

2025.03.01-04.16
開始10:00
終了22:00

東京都内&オンライン
プロセスワークの魔法をひもとく
講師:桑原香苗

お申し込みはこちら 
https://jpwc2025magic.peatix.com/

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