タイトル

プロセスワークとは

タイトル

対話ひらく、対話ひらく
*プロセスワークは「プロセス指向心理学」とも呼ばれます

プロセスワーク全体図

Image copyright and used with permission of the Process Work Institute, Portland Oregon,
https://www.processwork.edu/

私は○○だ。私たちは○○だ。人間とは○○だ。世界とは○○だ、etc……。
アイデンティティや枠組みは、心地よい安心の空間、安定と安寧をもたらす大切な「器」になります。

そうかと思えば、あなたを窮屈な場所に閉じ込める「壁」のように感じられることもあります。あるいは、外側から揺さぶられたり壊されたりしてはじめて、その「器」や「壁」の存在に気づくかもしれません。

そうした体験・出来事は、あなたを圧倒し、人生を邪魔されたような気分にさせることが少なくありません。この痛みや苦しみをどうにかしたいと、苦悩し葛藤する。ネガティブな(後ろ向きな)体験として、遠ざけたり、否定・否認したくなるのも、ある意味、無理もないことです。

しかしそこにこそ、プロセスワークは、全体性を生きる入り口を見出します。目の前にあるのは「まだ生きられていない人生」です。プロセスワークは、私たちがより広範で多様な体験を得て、よりいのちの全体性を生きることをサポートする知恵と技芸を宿しています。(プロセスワークを学び始めると、生きる知恵を新たに手にすることができた、生きやすくなったという声を多く聞きます)

いのちの全体性を生き始めるとき、これまで「私」でなかったもの、すなわち「他者」と出会い、私と他者が混じり合い、対話の端緒がひらかれていきます。プロセスワークを学ぶことは、他者と出会い対話をひらく人として、私と他者との境界に立ち続けようとする試みなのかもしれません。

プロセスワークの世界観に出会い、プロセスワークを学び、プロセスワークを生きるとき、私たちは、大きな自然の流れに沿いながら、他者との対話がひらかれて(開かれて/拓かれて/啓かれて)いくように、あり方、態度・姿勢、スキル・知識、関わりとファシリテートの力を磨き合い、学び合い、育て合うことができます。

それは一瞬で世界の景色を変えもすれば、つねに途上であることを愛でるような、尽きることのない探求の旅であり、ダイナミックな創造のプロセスなのです。

イメージ図の小円内英字について

プロセスワークのバックグラウンドとして

(根にあたる部分の中央に)【タオイズム】(その右)【物理学】(その左)【ユング心理学】

プロセスワークの各領域として

(【ユング心理学】の左隣から時計周りに)【夢】【身体症状】【関係性】【意識状態】【ワールドワーク】【インナーワーク】