セミナー内容紹介

対象
臨床心理士等、実際に心理職として現場(学校や病院、あるいは開業)を持ち、クライエントとのセッションを行ない、報酬を得ている方、守秘義務を守れる方のみに限らせていただきます。事例を話すといった繊細なことが求められる場ですので、同じ立場の方に限らせていただきます。

医療・福祉・教育・心理・産業人事・・・対人援助の仕事には、時に困難な状況が生じてきます。
「この生徒とはなんとなく、うまくいかない」
「仕事は順調だけど、これでいいのかと思う」
「ある利用者と、会うのがしんどくて避けたくなる」
誰もが一度はこんな経験をしているのではないかと思います。

多くの場合、難しさは「関係性」に起因しているように思います(「相手が悪い!!」も、関係性の中に含まれます笑)。関係性について理解し、取組む方法論を学んできていないのです。プロセスワークは、心理学の中でも特に関係性について取組む視点と方法論を持っています。
このセミナーでは、対人援助職のさまざまな状況に対応できるプロセスワークの視点と方法論を提供する2日間のセミナーです。以下のようなことを学んでいきます。

主な内容

  • 対人援助職が持っておくと良い視点・援助を行うフィールドを見つめ直すー「やるべきこと」は何か?
  • 変化が起こるために必要なこと〜ロールプレイで学ぶ「変化したくなる」心
  • ランクを学んで楽になる!?相手のプロセスと自分のプロセスーフラクタルなポイントを見つけることで、相手からの非難に取り組む
  • 援助職のあり方”援助する”動機を見つなおすー「人を助けなければいられない」自分を燃やし尽くす
  • 自分自身の「あり方」を再構築するメタスキル

期待できる効果

  • 援助する対象者に対する理解が深まることで、対人援助が楽になる
  • 支援が困難に感じられた時、状況を整理して次の手を考えることができる
  • 自分のあり方を見つめ直し、「源泉」からの援助を可能にする

主なトピック

▼プロセス構造(1次プロセス、2次プロセス、エッジ、チャンネル、3つの現実のレベル)
▼ロール、ゴーストロール、ランクについて学ぶ
▼関係性におけるフラクタル(相似形)
▼オウンコンフリクト(当事者葛藤)
▼メタスキル

特記事項(ご参加に当たっての留意点など)

原則として全10回のご参加を前提としてお申し込みください。
定例型研修のポイントは出席率(70%以上)も目安となります。

受講費

一般 コース在籍者(学生)
割引
一般再受講割引 コース在籍者(学生)
再受講割引
87,500円 75,000円 43,750円 37,500円

開講スケジュール