実践コース

フェイズ1プログラム 実践コース

プロセスワークをより深く・広く学びながら、コーチやセラピスト・ファシリテーターなどとして、実際にプロセスワークを提供する体験をしていきます。セミナーで各領域の学びを深めながら、仮説(ストラクチャー)の立て方とフィードバックの読み方、介入や展開、統合の仕方などのスキルを学習し、ライブスーパービジョン(注意 友人などにクライエント役を頼み、スーパーバイザーの前で実際にセッションを行い、スーパーバイザーから助言をもらうこと)を通して体得していきます。また、事例検討グループでスキルを洗練させていきます。
スキルの体得と並行して、個人セッション等を通して、自分自身のより深いプロセスに触れ、自らのあり方(being)を探求し、自分の姿勢(メタスキル)を自覚することも学んでいきます。自分の良さや強みを知ることで、スキルだけではない、あなたらしい「味」をワークの中に加えていくことができます。

すでにコーチや人材・組織開発、カウンセラーやセラピスト、福祉職や教職など、何らかの形で対人援助を仕事にしていらっしゃる方に、より実践的にプロセスワークを使って頂けるようになるコースです。これまで対人援助を仕事にしていらっしゃらなかった方は、クライエント役などで協力してくれる知人友人を自分で探してくることが求められます。

コース終了時には、フェイズ2プログラム(上級レベルのプログラム)へ入学が可能な程度のスキルを身につけることを目指します。

構成

実践セミナー

実践個人課題

実践コースの学習内容は下記の要素で構成されています。

  • セミナー(計18日間)
  • アドバイザーミーティング(年間4回)
  • 個人セッション(30時間以上)
  • 事例論文指導(2時間)
  • 自由選択セミナー(3科目36時間以上)
  • 事例検討グループ(30時間以上)
  • ライブスーパーヴィジョン(20時間以上)
  • トライアド(年8回以上)

セミナー

A.必修セミナー(計18日間)
  • 以下の各領域について、2日間ずつ学んでいきます。
  • 最終日は「総合」として、これまでの学びの振返りや統合の時間となっています。
  • 各日10:00−18:30(休憩1時間半)、月2回、9ヶ月間開催されます
  • 日程については、カレンダーをご覧下さい。
必修セミナーの概要
  • プロセスワーク理論とシグナルアウェアネス

プロセスワークの基礎的な概念や考え方について学び、ビデオ分析を通してシグナルとは何か、どうとらえるかを学びます。
プロセス構造(1次、2次プロセス、エッジ、チャンネル)、シグナルとダブルシグナル、介入とフィードバック、ドリーミング、深層民主主義、3つの現実のレベル、メタスキル、アウェアネス、目的論等

  • ボディーワーク

身体症状のワークの見立てと実践、ドリームボディ、様々なスキル

  • ムーブメント

動きのプロセスを実際に見立て、簡単な展開ができるところまでの実践。様々な介入法の詳細と実践練習、それらを通して自分自身の身体や動きと親しむこと。

  • インナーワーク

自分のプロセス構造を見立て、さまざまなチャンネルを使って展開し、エッジを越えて二次プロセスを深く体験し、またはエッジワークを行い、そこで得られる気づきを現実に持ち帰るまでの体験的な理解。対人関係(臨床場面を含む)でのドリームアップの使い方。霊的戦士Spiritual Warriorshipの態度。

  • ワールドワーク

ワールドワーク(グループワーク)について、次のような項目について学びます:グループプロセスの手順、ロール、ゴーストロール、エッジ、ホットスポット、ロールプレイとロールスイッチ、ランクと特権、ディープデモクラシー、プロセスワークのファシリテーションの特徴等

  • 関係性のワーク

関係性について、以下のような項目について学びます。(1)関係性のチャンネルについて:その特性、ドリームアップと投影、(2)カップルワークについて:3つのレベル(個人の内面・コミュニケーション・フィールド)と各介入法、ランクとシグナル等

  • 変性&極限意識状態のワーク:

「変性意識状態」「極限意識状態」という考え方などプロセスワークの意識状態に関する概念(メタコミュニケーター、フィードバックループ等)を学び、様々な介入法とごく簡単な実践練習、2つの意識状態についての倫理等について学びます。

  • 夢のワーク

夢のプロセス構造の見立てとかんたんな展開の実践、子供のころの夢と人生の神話を深めるための実践的なワークスキル等を学びます。

  • 統合のワーク

これまでのセミナーで学んできたことを活かし、グループ内でライブスーパーヴィジョンを行いながら、自分のメタスキル(あり方)や長所について自覚を持ちます。

B.自由選択セミナー(3科目、計6日間、約36時間以上)

日本プロセスワークセンターまたは外部機関で行っているセミナーであっても、認定プロセスワーカーが講師のセミナーであれば、コースの学習として認められます。ご自分の興味に合わせて、できるだけ幅広い分野から3領域に渡るセミナーをお選び下さい。

  • 3つのセミナーの合計が、6日間(約36時間以上)のセミナーであることが必要です。

注意:自由選択セミナーの費用は、実践コース受講料に含まれていません。

C.事例検討グループ(計30時間以上)
  • 当センターか、またはプロセスワーク研究会主催による事例検討グループセミナーにおいて、30時間以上出席することが求められます。
  • ご自身で日本プロセスワークセンターまたはプロセスワーク研究会の事例検討グループを選択し、お申込み下さい。

ご注意:事例検討グループの費用は、実践コース受講料に含まれていません。

アドバイザーミーティング(年4回)

  • 当センターファカルティの中からアドバイザーを選びます(選択に当たっては、数名のファカルティと個人セッションをすることをお勧めします)。ファカルティ一覧をご覧下さい。
  • アドバイザーは、学習の伴走者となる存在です。学生の学びの方向性を明確にし、学習がスムーズにより豊かに進んでいけるよう助言や情報提供し、時にはワークを促したりします。また、学習計画書の作成、修正、学習上の困難についての相談、学習の進行状況の確認、上級コースへの進学・入学試験、休学、復学、退学、修了など学籍に関わる変化について、ワークをしたり承認をしたりします。
  • 学習を進める主体は学生です。アドバイザーに連絡して、ミーティングの日時等を設定し、ミーティングの内容についての責任を持ちます。
  • 原則として、入学後にできるだけ早くアドバイザーを選定し、アドバイザーミーティングを行い、学習計画書を作成します。
  • その後は3ヶ月に1回程度、ミーティングを行います。アドバイザーミーティングは年間4回ですが、足りない場合は追加することもできます(ただし、その場合は別途セッション料をお支払い下さい)。

個人セッション(30時間以上)

  • 個人セッションは、クライエントの立場でプロセスワークを体験し、自分の内面と深く向きあうためのものです。セラピストとの時間は、自らの内側にセラピストを育み、プロセスワークのスキルや視点を体験的に獲得していく助けになります。自分自身の夢や身体症状などをワークすること、投影の傾向に気づくこと、エッジになりやすい問題などに気づくことは、自分のメタスキルを耕し、自分が仕事をしていく上での強みになるでしょう。
  • 入学後、当センターファカルティの中からメインセラピストを決定して下さい。まずは様々なファカルティとセッションをし、相性を確かめることをお勧めします。ファカルティ一覧をご覧ください。

ライブスーパービジョン(20時間)

ライブスーパービジョンは、トライアドのメンバーや友人にクライエント役を依頼し、スーパーバイザーの前でワークを行い、スーパーバイザーから助言をもらうセッションを指します。スーパーバイザーが目の前にいることにより、自分のつまづいたポイントについて、直接的にスーパーバイザーから助言をもらったり、見立てや介入の幅を広げていくといったトレーニングになります。ライブスーパービジョンは、プロセスワークを実践していく上で主要なトレーニングの一つです。ライブスーパビジョンは、当センターファカルティの中から、スーパーバイザーを選び、スーパービジョンセッションをご自身で申し込んで下さい。なお、20時間をずっと同じスーパーバイザーで行う必要はありません。

ご注意:ライブスーパービジョンの費用は、実践コース受講料には含まれていません。

トライアド(受講期間内8回以上)

プロセスワークの学びの中では、対人関係のパターンに気づいていくこと、何らかの葛藤が生じた場合に、それを実践的にファシリテートすることが求められます。このトライアドは、受講生同士3人でグループを組み、年8回ほど会うことが求められています。トライアドは、セミナーで学んだエキササイズなどを3人で再度試してみたり、クライエント役やセラピスト役を決めて、プロセスワークのストラクチャーを立ててみる練習をするなど、学習の機会とすることも可能です。

開講期間

セミナーは原則として1年で修了できるよう構成されていますが、学生の学びのプロセスに合わせて、最長5年まで延長することが可能です。

入学にあたって

  • 入門、基礎コースを修了していること(または入学時に入門および基礎コースに同時に申込みをすること)が入学の際に求められます。
    複数コース同時申込みはこちら
  • 2014年度までの「プロセスワーク理論とシグナルアウェアネス」「ミニインテンシブ」他、入門・基礎コース修了と同等のセミナー受講時間数がある場合、実践プログラムから入学することも可能です。
  • 当センターのセミナーだけでなく、認定プロセスワーカーによるセミナーも上記のセミナー受講時間数に含まれます。
  • 夢のセッション
    プロセスワークを学ぶことが、あなた自身の「道」(プロセス)に添っているかどうか、その準備があなた自身の自覚のない部分にも同意されているかどうかを、セッションを行って確かめます。当センターファカルティまたはインターンファカルティから二人を選び、それぞれと、あなたが見た入学に関する夢(または夢のような出来事等)と思われるものについてワークをして下さい。実践コースへの入学をご自身のプロセスが支持してているとご自身にもファカルティにも明確になった時に、ファカルティに推薦状を依頼し、入学の手続きを行って下さい。夢のセッションの料金は、入学時納入金・入学検定料とは別料金になりますのでご注意下さい。ファカルティ一覧はこちら

入学

入学手続きの詳細についてはこちら

  • 実践コース初年度納入金:441,000円(内税)

入学時納入金に含まれる費用
必修セミナー、アドバイザーミーティング料、学生登録料含む

入学時納入金に含まれない費用
自由選択セミナー、事例検討セミナー、ライブスーパーヴィジョン、個人セッションの費用は含まれていません。これらについては別途お支払い頂きます。

ご注意:ただし、2年目以降は学生登録料(年間60,000円)、アドバイザーミーティング料(年間44,000円)を別途お支払い下さい。

修了要件

  • 必修セミナーへの全出席(移行措置として、他のセミナーで代替される場合もあり)
  • 自由選択セミナー、事例検討セミナーの指定された時間数を満たしていること。
  • 個人課題(アドバイザーミーティング、個人セッション、トライアド、事例に関する論文の提出)の修了
  • セミナー、個人課題の記録提出

修了時の取得資格

修了された方には「プロセスワークプラクティショナー」(プロセスワークを心理臨床、医療、教育、司法、経営などの専門分野、臨床現場で活かすための基礎的なトレーニングが修了していることを、日本プロセスワークセンターが証明する資格)が授与されます。

セミナーへの遅刻・欠席等

  • 1時間以上の遅刻については、セミナー講師から学習のフォロー課題が提示されます(例:アドバイザーミーティングで補習をする、次回の同じセミナーに出席する等)。
  • セミナーを欠席した場合、次年度の実践コース同セミナーに出席するか、アドバイザーと相談の上同じ領域の別のセミナーにご参加下さい。

実践コースハンドブック

そのほか詳しくは、実践コースハンドブックをご覧ください。
実践コースハンドブックver5[PDF:449KB]

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